恥の多い生涯を送ってきました。
いや、ちがう。
バカの多い生涯を送ってきました。
バカは死ななきゃ治らない。
しょうがない、バカだから。
***
仙台戦の勝利は、選手もスタッフもサポーターも、とにかく全員でつかんだ勝利。
でも、岡山の言葉どおり、数年後に思い返した時まざまざと瞼に浮かぶのは、
きっと、この人の姿。
「南 雄太」
最後まであきらめず、手をのばしつづけて、指の先っぽではじき飛ばした不安。
最後まで信じて、手をのばしつづけて、指の先っぽでたぐり寄せた勇気。
炎の気迫と、水の冷静。
雄太が表のヒーローだとすれば、影のヒーローはこの人にちがいない。
「山根 巖」
地味に、地道に、地を這うように重心低く。
ひたすらにピッチを駆け抜けて。
ボールあるところに巖あり。
残ってくれた雄太と、来てくれた巖。
このふたりがいる、幸せ。
***
ここまで書いて、キーボードを打つ指が止まりました。
全然だめ。
全然、言いたいことが表せない。
じつはここ数日、体調も精神状態も最悪だった。
日立台に行けるかどうか、不安だった。
ゴール裏って、自分にとってすごくすごく神聖な場所なんです。
だから、
隣にいた方、くさかったらめんご(←死語)
日立台で、声を出して、手をあげて、跳ねたら、
なんだかなにもかもがリセットされた気になりました。
まだ何も終わってないし、何も得てないし、何も失ってないし、何も決まってない。
すべては、これから。
すべては、まだ見ぬ果てに。
雄太のあのスーパーセーブの瞬間から、
わたしたちの時計はまた新しい歴史を刻みはじめた。
すさまじく強烈なリセットボタン。
今までの勝ちも負けも素晴らしいプレーもくだらないミスもぜんぶ忘れて、
余分な星勘定なんてしないで、
ゼロから出発して、
目の前にある一瞬一瞬に集中する。
一歩一歩、踏み出す。
ただそれだけ。
バカは死んでも治らない。
そりゃそうだ。
だって、治す気なんて、ないんだから。
で、どうでもいいんですが、
クラって、コアラのマーチにそっくりですよね…?



