2008年05月03日

空はまるで君のように

jozenji dori.jpg



どんなスポーツでも、判で押したように『メンタルが大事』という言い方をするけれど。
いま、サッカーほどメンタルなスポーツはこの世にないんじゃないかと真剣に思う。

ピッチの上で起こること、ピッチの外で起こること。
選手が感じる何か、サポの胸によぎる何か。
スタジアムに吹きわたる風や、陽射しや、頭の上を流れてく雲や。
過去も未来も現在も。

そのぜんぶが「サッカー」だ。

ぜんぶひっくるめた「サッカー」からは、もう逃れることができない。

メンタルなスポーツ、なんて当たり前すぎて笑っちゃう。
そりゃそうだよな。
だって、サッカーの神様には、いのちの根っこをわしづかみされてるんだから。



          * * * 



わたしがつねづね『世界一メンタルな生き物』だと思っているレイサポにとって、このゴールデンウィークはかつてなくきびしい季節になりそうです。

そんな中、火曜日は仙台に行ってきました。
こちらもまた、長く暗いトンネルをさまよいかけてるベガルタを見るために。


行く以上は、レイソルにはいっさい触れない。
日立台の仲間を信じて、今日はレイソルを忘れる。
そう心に決めたのに、早朝の中央線の車内でうっかりモバイル開いてうっかり広報日記読んだら、とつぜんこみあげてきてほとんど号泣ってくらい涙が止まらなくなって自分でもびっくりした。
(前に立ってたおじさんもびっくりしてたyo!)


メンタル弱すぎ。


東京駅に着いて、新幹線に乗って、ビールひと口飲んだらようやく切り替わった。
さすがYAZAWA(←永吉のほうね)の言うとおり。あんまりいくない日がいい日になった。
そーいえば等々力でも飲んだけどいかんせんナニがアレだったので
プレミアムモルツって配色がかなりベガルタ。うまし。

ユアスタ詣では今シーズン二度め。
まずはレイソルがあるし、金もかかるし、そう家を空けてられんので、原則“月に一度”と決めてます。
月イチらしい贅沢を!ってことで、朝ごはんは大船軒の『鰺の押し寿司』。しかも特上。うまし。
aji no oshizushi.jpg

しかし朝9時前から寿司をビールで流し込みつつ週刊新潮を熟読してていいのか職なし子なし専業主婦(37)。




メンタル以前の問題。




というわけで、日立台のようすは皆さんのブログや新聞でしかつかんでない。
スカパの再放送も見てない。
正味なところの試合の流れはまったくわからないままだ。
だけど、仙台と柏、それぞれで何が作用したのかは、皮肉なほどはっきりわかる。
きっと、日立台では選手の足をひっぱったものが、ユアスタでは選手の背中を押してた。



サッカーは、残酷なまでに「気持ち」をあぶりだすスポーツだ。

それをまざまざと示したのが、この日のオカだったと思う。





以下、空気読まずにベガ話が果てしなく長いのでべきっと折り曲げ。



あの日のユアスタはすごかった。

選手全員の背中から、闘争心とか危機感とか渇きとか飢えとか本能とか、とにかくいろんな色のオーラが噴き出してるかのようでした。



ここんとこ4戦連続のドロー。2点目がとれない。内容も悪い。怪我人もつづく。
終わりぎわで追いつかれて…ってゲームばかりで、前節の水戸戦なんてあなたもう、やっとこさで平瀬塾長が2点目3点目とって「さすがにコレで決まったよなぁヤレヤレだぜ」と安心して茶をすすった瞬間に点奪い返され、もう絶句。

梁くんなんて4試合で3点も決めてたですよ!!!
なのに、勝てなかった。

チームをとりまく不安要素も地味にじんわりきてる。
観客数の激減とか。それでもまだレイソル的には満員大御礼な数字だが…
無償減資とか。県からの補助金廃止とか。
来年はユアスタが芝全面改修だから、宮スタ送り(仮)とか。
ってか利府不便すぎだし。2002年のトルコ戦の悪夢思い出すから二度と行きたくないし。
宮スタに行ったことない方々に、利府がどんなとこかご説明しますと、うちのダンナが子どもの頃死んだ飼い犬の骨を埋めるために一日かけて穴掘りに行ったところです。

とにかく、例の若手の車上祭りからはじまってどうもダウナー系のネタばかりが目立ったベガルタ。
そんな中、あたくしが心配するまでもなく梁くんの呼びかけで選手だけの緊急ミーティングやったらしいですが、一度や二度話し合ったからってチーム状況ががらりと好転するなんてこた、そうそうないでしょう。


でも、あの日のベガルタはなにかが違った。
はげしく攻める。それでいて冷静。(あの関口が終始クールに振る舞っていたのが印象ぶかい)
選手もサポも、誰もが不敵に落ち着いていた。


信頼、がピッチ上に満ちてたからだと思う。





復活したオカがチームにもたらしたものの大きさを知るには、試合後のコメントを読むだけでいい。

勝因は、ひたすら、木谷とオカのCBコンビがかもし出した「安心感」でしょう。
平瀬塾長の『後ろからのコーチングがしっかりしていたので、安心できた』という言葉がすべて。
この鳥栖戦でのオカのパフォーマンスからしたら、点決めたのはむしろおまけに思えるくらいだ。

アタマからガツガツ来る鳥栖相手に、簡単にひかないで、ラインをつねに安定して高く保つ。早めにプレッシャーかけてパスターゲットの可能性をこまめに摘む。なんせ、藤田にも金信泳にもほとんどシュート撃たせてないんですから。

しかも後半になって気づいたんだけど、この日は直樹&永井のお年寄りボランチコンビが最後まですごく動けてた。
あれって、ラインが高いから中盤もコンパクトで、前と後ろがちゃんと連動できてて、ふたりが老体に鞭打ってむやみに走り回らなくてもいいからだったんだろうなぁ。
直樹なんて、ここ最近の“らしくない”プレーぶりがウソのようにかっこよすぎた件について。
永井もお得意のにゅるにゅるっとしたドリブルwwwで上がりまくってたし。
もちろん若手だって相当すごくて、キン(←菅井ね)の「なぜおまえがそこにいる!?」攻撃もやっと本領発揮だし、もともと空気読まずにイケイケの関口ですら、いつもの5割り増しでイケイケイケだった。

そういえば、試合終了の瞬間、田村は膝からくずれ落ちて動けなくなってたっけ…。
きっと、すさまじいプレッシャーの中、90分完全燃焼し尽くした、証し。


結局、みんなが「安心」できてたんだね。
だからボール持った瞬間、みんなが同じイメージでゴールに向かえてたんだろう。



でですね、だからってべつに「守備の安定がすべて」なんてことを言いたいわけじゃなく。
「気持ちがすべてだ」って聞こえなくもないんだけど、それじゃちょっと違ってて。

オカが象徴的にしめしたのは、みんなの気持ちの輪をひっかける“フック”のような存在感、って気がするのです。

監督も選手もサポも、みんなそれぞれ胸の中に輪ゴムみたいなものがある。
で、その輪ゴムを全部きっちり重ねて束ねようとしても、そりゃ無理だ。だって丸いし、よれるし、みんな勝手にのびたりちぢんだりするし、たまに切れたりする。スゲー太いやつがまじってたりもする。

でも、フックにひっかければ、そんなの関係ない。バラバラなようでいてすっきりまとまる。

この例え話がわかりづらいとしてもそれはオカのせいなので当方は一切関知しないが、とにかく何が言いたいかというと

輪ゴムはフックにかけて収納するのがおすすめです。



ふつうキャプテンがこの手の役目をになうべきだと思われがちなんだけど、そうじゃないんだ。
ふだんおちゃらけてるけどやるときゃ結構やります、っていうベテランこその任だろう。
ベガでいえばオカ。レイソルでいえば巌。
本人たちには爪の垢ほども自覚なんてないだろうけど、知らないうちにあいつらのフックにみんなの輪ゴムがひっかかってるんだよなぁ。
安心して、ぷらぷら揺れたりして。



そういえば、ピッチ練習がはじまったとき、
オカはサポのチャントに合わせて手拍子しながら走ってた。

すごく幸せそうに見えた。








しつこく長いけど、以下旅メモ。

☆スタでの昼めしは、駅で買ってった『独眼竜政宗辨當』。
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栗のせおにぎり・くるみの笹巻きおこわ・味噌焼きにぎり・仙台牛の甘辛煮・赤魚の粕漬け・帆立や凍み豆腐の煮物・こごみのごま和え・笹かま・鶏照り焼き・長なす漬け・紅大根・梅酢れんこん・仙台味噌のしそ巻き(全部書いたど!)
ひさしぶりに食べたけど、以前の二段重仕立てだった頃よりもコンパクトに詰めてあるぶん、こっちのほうが逆に華やかで女性向きに感じるかも。
しかしいまや俺の脳内で「政宗公」と言えばモーニング連載中『へうげもの』の伊達“ツッパリ”政宗しか浮かばんw
渡辺謙も超えたwww

ちなみに夜は寿司(今年初の新子が美味しゅうございますた)、翌昼はいつもどおり太助で牛たん食ったが、写真撮る暇もなく喰っちまっただ。

☆客にを向けて寝そべるベガッ太さん(´Д`;)

vegatta.jpg
ベガッ太さんは本日5月2日がお誕生日! 御年9歳です。
試合前に、スタジアム全体でハッピーバースデーを歌ってお祝いしたんだよ。これは素敵だった。
そう言えばレイくんって誕生日いつなんだ
プレゼントには『ほや』と『なおきのサイン』を要求してたぞ。

☆量も質もすばらしいプレーぶりの梁くん。
 ご両親もユアスタに駆けつけて応援。
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☆サポもすばらしかった。キックオフ直後からの「ベガルタ仙台」コールに鳥肌。
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☆勝利の『梁ダンス』はもううれしくて楽しくて…
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 スタジアム全体が“幸せな横揺れ”につつまれて、そのすばらしい光景に思わず目がうるみました。

 俺も知らないおやじと肩組んで飛び跳ねたw


☆欽ちゃん走り風味な腕の動きが特徴的な梁くん。
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☆試合前試合後のごあいさつのとき、几帳面にみんなの並びをチェックする梁くん。
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「せーの、」と片手を上げて音頭とる仕草がCK蹴るときとほぼ同じでギザカワユス(*´д`*)

☆夕方ニュースのスポーツコーナー。
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☆本日の攻守のヒーロー、オカと塾長。
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ところで今の若いサポの皆様は平瀬とボンバー中澤がPTAに糾弾されるほど(←ウソ)ラブラブだったことをご存じなのだろうか。
お互いに『女だったらまちがいなくつきあってる』とかぬかしてイチャイチャしてたなぁ。。。

☆むこうのスポーツ紙はちゃんとモンテ情報もあってイイ!
 ハセJ初ゴールおめ!! 本当におめ!!
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で。
じつはいままでのはぜんぶ前フリだ。

本日のハイライト。


指をつき上げて咆えるオカ。

に、ひしっとしがみつく梁くんの手。






この写真を裏っ返してみましょう。



tv3.jpg


梁くん…(*´Д`*)ハァハァ






試合後に梁くんに電話して「勝ってテンション高かったなぁ」と愛おしそうに目を細める萬代。(←まちがいない)
クールに振る舞いつつも「いま一番そばでリャンさんのパスを受けてるのは俺だし」と敵愾心を燃やす裕希。(←まちがいない)

そんなふたりをよそに「つぎは広島やー。寿人にひさしぶりに会えるなー(^∀^*)」とウキウキの梁くん。(←まちがいない)



ああもう梁くんったらなんて罪な子。








.。oO(腐女子の諸君はゲーム中の梁くんと裕希の一瞬のコンタクトに注目するといいじゃないかな…

posted by きなこ at 01:12| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ごぶさたしております。
J1での楽しい日々をお過ごしのことと。。。言いたいところですが、あれやこれや大変ですね。
フランサの怪我がけちのつきはじめかとご推察いたします。
まさかJ2で千葉ダービーなど行わないことを切にお祈りしております。
赤いのもポンテの怪我やら監督解任やらいきなりピンチにさらされておりましたが、ようやくチームらしくなりかけています。
今年はまだ対戦しておりませんが、ぜひともベストメンバーでいい試合ができることを望んでいます。
赤いのと黄色いのはJを引っ張る原動力だと思ってますから。
Posted by ムーミンパパ at 2008年05月07日 13:06
>ムーミンパパさん!!

ごぶさたしております!
お元気ですか?
お元気ですよね(^^;)

ポンテとフランサがいないJ…。すごくさびしいですね。
(フランサは最近ビールっ腹が少し凹んだとのビデオレターをクラブ宛に送ってきましたw)

>赤いのと黄色いのはJを引っ張る原動力だと思ってますから。
ううう、このお言葉はものすごくうれしい。かつ刺激的です。
歴史や規模のちがい、今の立場のちがいはありますが、わたしも、赤いのと黄色いのはクラブやサポのありようが『通じる』って思ってます。
嫌いだ嫌いだ言いつつ、それは何よりリスペクトの証でもあります。

そして、わたしにとってやはり2005年10月15日の駒場での体験は、黄色サポとして生きていく原点ですし、一生背負うべき荷物のようなものでもあります。


本当に、お互いベストの態勢&心意気で戦えますように!
Posted by きなこ at 2008年05月09日 22:13
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